わたしがダイビングを始めたころ、カメラを水中に持っていき撮影に夢中になるのはわりあい少数派でした。
いまやカメラを持たないダイバーのほうが少なくて「あれ?カメラは持たないでダイビングするんですか?」と、つい聞いてしまうような世の中に。カメラを持って潜るって、もう特別なことじゃなく「カメラで水中生物や風景をとるために」ダイビングを始めた人もいるくらいです。
もちろん、わたしも、今年はパナソニック、来年こそはキャノンと浮気ばかりを繰り返していましたが、歳をとって丸くなりすっかりオリンパスのカメラに腰を据えて撮影しています。
オリンパスのTGシリーズの変貌は目まぐるしく、本当にダイバーの気持ちや状況にそって変化しつづけています。最初に持ち始めたTGシリーズは「TG-3」は、濡れた手をタオルで拭いて、慎重にカバーを開けてSDカードを出す。そしてパソコンにデータを保存する、なんて時代を終わらせました。
手元にないと不安になるほど日常に溶け込んだスマートフォンとカメラを見えない糸(=WiFi)で結びつけ、マジックのようにデータをスマートフォンに移動できる、夢のような時代がやってきたのです。
そして、ついにTGシリーズの最新機種TG-5を購入してしまったのでありますが、なぜ、今TG-5なのか、いったい何ができるようになるのか、ダイバーならこんな進化をしてほしいという、ダイビング雑記ブログを書いてみようと思います。
オリンパス TG-5で撮影できるこんなこと
もともとTGシリーズは「Tough(タフ)」。落としても、水がかかっても、冷たくても、砂ぼこりにも強いという、どちらかというと”工事現場”のような場所に向いたカメラ。
そこに、もっと一般向けにあると嬉しいアクティブに遊べる機能をこれでもかってくらい、ぜいたくに搭載してくれたのがTG-5。ここしばらく新しい機種発売のうわさも聞かないので、まだTG-5王者のままなんだと思います。
とくにこれがTG-5らしいって機能を列記します。(もっと詳しく知りたい方はOlympusのTG-5製品ページへ)
- カメラ本体が耐水深15m
- レンズが明るいのでブレにくい(正確には違うけど、そんなニュアンス)
- GPSセンサー、温度計、気圧センサー、コンパスを内蔵
- 顕微鏡モードをはじめとするマクロ撮影
- 4K動画撮影
山登りも、スキーも、川も、海も地球フィールドの撮影を丸ごと安心して楽しめるのが最大特徴になりますね。
さらにダイビングで試したいバージョンアップ
前述したように、水深15mまでは水圧にも耐えられるTG-5だけど、スキューバダイビングって15mよりも深い場所まで潜ることって普通。
なので、カメラ本体だけをダイビングで使うことはちょっと不安で物足りなくなるので、ほとんどのダイバーはアクセサリーとして販売されている防水プロテクター(PT-058)にカメラ本体を入れて水中で使うことになります。
スキューバダイビングをされる方なら分かると思いますが、「近くによってとるとなんか暗い写真に」とか「もっともっと太陽の光も入れて撮りたい」などイメージする画像まであと一歩ってことありますよね?そんなときはドラゴンボールの悟空のようにスーパーサイヤ人まで進化しましょう。
わたしの進化はこんな感じ。
防水プロテクターにワイドコンバージョンレンズを装着し(これで太陽の光もバッチリ)、マクロ撮影でよってもライトの光で補助し、ストロボでたっぷり光を当てると、たいていの不満がなくなります。
下のサンゴと、上の太陽がセットでバーンと撮れちゃいます。
自分の写真に物足りなさを感じてきたら、財布のひもをゆるゆるにしてサイヤ人への進化が必要になります。が、めちゃくちゃ楽しいです。InstagramなどのSNSでリア充っぷりを自慢したくなります。
わたしはオリンパス TG-5で4K動画を撮るのだ
では、わたしはTG-5を新たに手に入れて、いったい何がしたいのかって?それは…4K動画の撮影
動画って長いと飽きちゃうけど、適度な長さで美しいものには目を引かれることが多いんです。動画を撮り、編集し【うみのめぐみ】で潜っている雰囲気や海の楽しさが、もっともっと広がると良いなと思っています。